バリアフリーリフォームについて
人は皆、いつかは老いるものです。
身体機能が低下すれば 今まで大丈夫だった段差で躓いたり、転んだりといった危険が生じます。
リフォームの際に そんな老後を見据えてリフォームの計画をたてれば 先々まで安心して暮らせるのではないでしょうか。
今回はバリアフリーリフォームについてご紹介します(^^♪
バリアフリーリフォームのタイミング
リフォームを行うタイミングは人によってさまざまです。
①必要になってからバリアフリーリフォーム工事を検討し、行う
②ほかの箇所のリフォームに併せてバリアフリーのリフォームを行う
③将来を見越して 予算もあり身体も元気な今のうちにバリアフリーのリフォームをしておく など。
大半の人が①の必要になってから行うという状態ではないでしょうか?
また、リフォーム箇所においては、まずは玄関や階段、お風呂やトイレ等の生活に必要な場所へ手すりを設置したり、段差を解消するスロープを取り付けたりといった、ある程度簡単に行える場所からが多いですね。
では、比較的簡単に行えるバリアフリーのリフォームをご紹介いたします。
階段へ手すりや滑り止めを設置
内閣府が2018年に発表した「高齢社会白書」によると、65歳以上の屋内事故の発生場所として、居室に次いで事故が多いのは階段とのことでした。
築年数が古い家にお住いの方は、角度が急な階段にお困りの方も多いと思います。
階段の角度を解消するには階段を架け替えたりとおおがかりなリフォームが必要となりますが、比較的手軽に工事ができる手すりの設置からされることをお勧めします。
また、転落や転倒事故が発生しやすい階段はすべり止めの設置をするとよいでしょう。
玄関ドアを引戸へリフォーム
車いすなどを使用することになると開閉のしやすさ、開口部の広さなどが重要となります。
開き戸であれば引戸への変更を、また引違戸であれば2枚引き込み戸にしたりと開口部を大きくすることもできます。
「ドアリモ 玄関引戸」袖付2枚連動引込み戸は、玄関引戸の障子を3枚建にし、2枚の障子が連動して引き込まれる構造にする事で、
既設引戸よりも約10㎝以上有効開口幅を広げることができます。車いすやベビーカー使用時に少しでも開口を取りたいときはお勧めです。
タイル貼りの浴室をユニットバスへ
タイルの浴室をそのまま活かし、手すりの設置や滑りにくいマットの設置により転倒を防止する方法もあり、比較的安価ではすみますが 寒さやタイル内部の水漏れなどは解消しないので注意が必用です。
ユニットバスはバリアフリーへの適合性が高く、バリアフリーを検討される際ユニットバスへのリフォームを考えられる方が多いです。
トイレへ手すりを設置
築年数が経っている建物の場合、トイレの床と廊下に段差ができているケースが大半です。
段差を解消するリフォームをされたり、立ち上がったり座ったりしやすいように手すりを設置する工事、出入口戸を開き戸から引戸へ変更するリフォームもお勧めです。
バリアフリーリフォームの注意点
バリアフリーリフォームは必要に迫られて行うことが多い傾向です。
助成金や介護保険を使ってリフォームすると 個人負担も軽減します。
「高齢者住宅改修費用助成制度」により、要介護認定で「要支援・要介護」と認定されている本人の住まいであれば、最大20万円を支給限度基準額として、工事費用の8割から9割が介護保険で支給されますので、積極的に活用したいところです。
バリアフリー化を必要としている方も、今後の備えとして検討中の方も、簡単なものであれば数万円程度の出費で安全かつ安心な住まいづくりを叶えることができますので、まずはケアマネージャーさんやReくらすにご相談くださいませ(^^♪