新築やリフォームを考えている方にとって、家の見えない部分の状態を知ることはとても重要です。
その中でも「床下」は、普段目にすることがないため、問題が起こるまで気付きにくい場所の一つです。
この記事では、床下調査の重要性や、調査を行うことで得られるメリットについて詳しく解説します。
床下の環境が家全体に与える影響

床下は、家の基礎部分を支える重要な場所です。
ここに問題があると、家全体の耐久性や快適性に影響を及ぼすことがあります。
特に、以下のようなトラブルが発生しやすい場所です。
1.湿気の蓄積とカビの発生
床下に湿気がこもると、木材が腐る原因になります。
また、カビが発生すると、家の中の空気環境が悪化し、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
2.シロアリの被害
シロアリは木材を食べる害虫で、床下の環境が湿っていると発生しやすくなります。
放置すると家の土台が脆くなり、大規模な修繕が必要になることもあります。
3.基礎部分の劣化
コンクリートの基礎部分にヒビが入っていたり、劣化が進んでいると、地震の際に建物の耐震性が低下する可能性があります。
床下調査を行うメリット

床下調査を定期的に行うことで、上記のような問題を未然に防ぐことができます。
具体的なメリットを見ていきましょう。
1. 早期発見・早期対応が可能
問題が発生しても、早期に発見できれば、修理費用を最小限に抑えることができます。
例えば、シロアリの被害が広がる前に駆除を行えば、大規模な工事をせずに済む可能性が高まります。
2. 家の耐久性を維持できる
定期的な調査によって、床下の湿気やカビの問題を改善することで、建物の耐久性を長持ちさせることができます。
これにより、将来的なリフォーム費用を抑えることにもつながります。
3. 健康的な住環境を維持できる
床下のカビやダニ、湿気による空気の汚れは、アレルギーやぜんそくの原因になることがあります。
床下調査を行うことで、健康的な室内環境を維持する手助けになります。
床下調査の流れ

床下調査は専門の業者が行うのが一般的ですが、どのような流れで行われるのかを簡単にご紹介します。
①床下へのアクセス
家の床下点検口から内部へ入り、調査を行います。
②湿気・カビの確認
床下の湿気の状態やカビの発生の有無を確認します。
③シロアリの有無のチェック
シロアリの被害や、発生の兆候がないかを調べます。
④基礎部分の状態を確認
コンクリートのひび割れや、鉄筋の露出などをチェックします。
⑤調査結果の報告と対策の提案
調査の結果を写真などとともに報告し、必要に応じて対策を提案します。
床下調査のタイミング

では、床下調査はどのタイミングで行うのが良いのでしょうか?
✓新築から5年以上経過したタイミング
家を建ててから5年程度経つと、湿気やシロアリの影響が出やすくなります。
✓リフォームを検討しているとき
リフォーム前に床下の状態を確認することで、必要な補修工事を把握できます。
✓異変を感じたとき
床がフワフワする、湿気が気になる、カビ臭がするなどの異変を感じたら早めの調査が必要です。
まとめ

床下調査は、家を長持ちさせるために非常に重要な作業です。
特に福山市のような湿気が多い地域では、床下の湿気対策を怠ると、シロアリ被害やカビの発生が進みやすくなります。
定期的な調査を行い、健康で快適な住環境を維持しましょう。
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