【ローン】フラット35リノベ・フラット35維持保全型

2023年7月31日

中古住宅を購入して基準を満たす性能向上リフォームを行う場合や、住宅事業者によって基準を満たす性能向上リフォームが行われた中古住宅を購入する場合に、フラット35の借入金利が一定期間引き下げられます。
フラット35地域連携型・地方移住支援型と併用もできます。

▶リフォーム工事費、住宅の要件、中古住宅の維持保全に係る措置を満たす

フラット35リノベは、リフォーム工事費が金利Aプランは300万円以上、金利Bプランは200万円以上のものが対象となります。また、フラット35の技術基準に加えて、下表の住宅の要件のいずれか1つ以上の基準に適合させ、中古住宅の維持保全に係る措置を行います。

メニュー	リフォーム工事費	住宅の条件		中古住宅の維持保全に係る措置	金利引下げ内容
フラット35 リノベ（金利A プラン）	300 万円以上	次の（1）～（7）のいずれか1つ以上を満たすリフォーム工事を行うこと※1・2		次の（1）～（4）のいずれかの措置（1）インスペクションの実施（2）瑕疵保険の付保等（3）住宅履歴情報の保存（4）維持保全計画の作成	当初 10年間年 ▲0.5%
		省エネルギー性	（1）断熱等性能等級4、かつ一次エネルギー消費量等級6 （2）断熱等性能等級5以上、かつ一次エネルギー消費量等級4以上（認定低炭素住宅、および性能向上計画認定住宅含む）
		耐震性	（3）耐震等級2以上　（4）免震建築物
		バリアフリー性	（5）高齢者等配慮対策等級3以上
		耐久性・可変性	（6）長期優良住宅（維持保全計画認定※3含む）（7）劣化対策等級3、かつ維持管理対策等級2以上
フラット35 リノベ（金利B プラン）	200 万円以上	次のいずれかのリフォーム工事が行われた住宅			当初 10年間年 ▲0.25%
		省エネルギー性	断熱材の追加工事/断熱性の高い開口部への交換工事/ 高効率空調機、高効率給湯器、太陽光発電設備等の設置工事等
		耐震性	壁、筋かい等の設置工事等
		バリアフリー性	手すりの設置工事/通路または出入口の幅員拡幅工事/ バリアフリートイレまたは浴室への交換工事等
		耐久性・可変性	床材の交換工事/屋根や外壁の塗装、防水工事/天井や内壁等の壁紙等の交換工事等

※1 （1）（2）（3）（5）（7）の技術基準は、住宅性能評価書を取得しなくても、所定の物件検査に合格すればよい
※2 リフォーム工事前にすでに住宅の要件に適合している場合でも活用できる。この場合、金利Bプランの表において、その住宅の要件の性能区分に対応したリフォーム工事を行う必要がある
※3 増改築行為を伴わない優良な既存住宅の認定

▶フラット35維持保全型

フラット35維持保全型は、維持保全・維持管理に配慮した住宅や、既存住宅の流通に資する住宅を取得する場合に、フラット35の借入金利が一定期間引き下げられる制度です。
フラット35リノベとの併用はできませんが、フラット地域連携型・地方移住支援型と併用できます。

メニュー	要件（中古住宅）	金利引下げ内容
フラット３５維持保全型	認定長期優良住宅	当初5年間年▲0.25%
	安心R住宅
	インスペクション実施住宅
	既存住宅売買瑕疵保険付保住宅

▶金利引下げ内容はポイント制で決まる

フラット35リノベまたはフラット35維持保全型と、フラット35地域連携型・地方移住支援型を併用する場合、メニューごとに定められたポイントの合計数に応じて金利引下げ内容が決まります。

スクロールできます

フラット35リノベ
フラット35リノベ（金利Aプラン）	4ポイント
フラット35リノベ（金利Bプラン）	2ポイント

または

スクロールできます

フラット35維持保全型
長期優良住宅	1ポイント
安心R住宅	1ポイント
インスペクション実施住宅	1ポイント
既存住宅売買瑕疵担保付保住宅	1ポイント

プラス

スクロールできます

フラット35地域連携型・地方移住支援型から1つ選択可
地域連携型	子育て支援・空き家対策	2ポイント
	地域活性化	1ポイント
地方移住支援型		2ポイント

↓↓↓↓

合計ポイントに応じて金利引き下げ

スクロールできます

1ポイント	2ポイント	3ポイント		4ポイント
当初5年間	当初10年間	当初5年間	6～10年目	当初10年間
年▲0.25%	年▲0.25%	年▲0.5%	年▲0.25%	年▲0.5%