現行の基準で評価しきれない先進的な省エネ住宅のための技術や伝統技術を生かした省エネ住宅のための技術を評価し、支援する制度です。
省CO2先導型の提案要件
第2回公募の期間は7月時点で未定です。
なお、提案は評価委員会の評価を経て、国土交通省が採択プロジェクトを決定します。
第1回提案公募 2023年4月17日~2023年5月31日
第2回提案公募 2023年7月現在未定
省CO2先導型事業では、省エネ・省CO2に係る先導的な技術の普及啓発に寄与する住宅・非住宅のリーディングプロジェクトに補助が出されます。
募集は部門ごとに行われ、一般部門の戸建て住宅については、上限200万円/戸が補助されます。
部門 | 主な要件 | 補助率 | 補助限度額 |
一般部門 (非住宅、共同住宅、 戸建て住宅) | ①ZEH・ZEB水準の省エネルギー性能を満たす ②材料、設備、設計、運用システム等において、 CO2の削減、健康、災害時の継続性、少子化 対策等に寄与する先導的な技術を導入 等 | 補助対象費用の1/2、 建設工事費は5% | 戸建て住宅は原則200万円/ 戸、 5億円/1プロジェクト (標準単価方式による場合、 採択プロジェクトの総事業費の3.5%と 比較していずれか少ない金額) |
中小規模建築部門 (非住宅) | |||
LCCM低層共同住宅部門 | ・強化外皮基準(ZEH水準の断熱性能)を満たす ・再生可能エネルギーを除き、一次エネルギー消費量 を省エネ基準値から25%削減 ・ライフサイクルCO2の評価結果が0以下 等 | 75万円/戸 かつ5億円/1プロジェクト | |
分譲住宅トップランナー 事業者部門 | ・強化外皮基準(ZEH水準の断熱性能)を満たす者 ・再生可能エネルギーを除き、一次エネルギー消費量 を省エネ基準から20%削減 ・波及効果、普及効果に関して提案するもの 等 | 30万円/戸 かつ2,500万円/1プロジェクト |
気候風土適応型の提案要件
事前に事業登録が必要です。第2回の事業登録期間は5月末時点で未定です。
採択は評価委員会の評価を経て、国土交通省が決定します。
事業登録 2023年4月24日~5月26日
第1回提案公募:2023年4月24日~ 2023年6月2日
第2回提案公募:2023年7月24日~ 2023年9月1日[予定]
地域の気候風土に応じた伝統的な建築技術を応用し、低炭素住宅または長期優良住宅と同程度に良質なモデル的住宅を実現するプロジェクト補助する事業です。
補助額は、先導的な技術を導入した場合の掛かり増し費用相当額の1/2以内、上限100万円/戸です。
採択にあたっては下記の①~⑥を満たす必要があります。
①地域の気候風土に応じた伝統的な建築技術を活用していること ②現行の省エネ基準では評価が難しい環境負荷低減対策等によりCO2の削減等に寄与する住宅であること ③採択年度内に事業に着手するものであること ④2023年度内に事業に着手するものであること ⑤土砂災害特別警戒区域外に立地する ⑥当該住宅に係る届出をした方が、立地適正化計画区域内の居住誘導区域外かつ災害レッドゾーンの一定規模以上の開発において、立地を適正なものとする市町村長の勧告に従わなかった旨が公表されていないもの |
重点的に評価されるポイント
・地域の気候風土に応じた伝統的な建築技術をより効果的に活用しているもの
・地域の気候風土に応じた伝統的な建築技術を活用した環境負荷低減対策によりCO₂の削減等が低炭素住宅又は長期優良住宅と同程度のもの
・住宅性能表示制度における耐震性能、劣化対策、維持管理対策について長期優良住宅の性能を有するもの
サステナブル建築物等先導事業 (省CO2先導型) http://www.kenken.go.jp/shouco2/index.html (気候風土適応型) https://www.kkj.or.jp/kikouhuudo/index.html | ■ サステナブル建築物等先導事業の問い合わせ先