屋根の瓦について②
皆さんこんにちは!!
リフォーム・増改築専門店
Reくらす(りくらす)の 伝統再築士 馬屋原です(^^)/
以前お伝えした屋根に使用される瓦ですが
今日は瓦の使用部位による分類についてお話します(^^)
瓦には屋根の各部位に応じた役物があり様々な種類があります。
①平葺き
屋根平面に用いる最も重要な瓦で、桟瓦と本葺瓦があります。
本葺瓦は平瓦と丸瓦を使用する日本古来の瓦です。
平瓦には切落しや引掛けつめ付き等があり、丸瓦には素丸瓦があります。
本葺瓦↓
②軒葺き
軒先の水切りがよいように水垂れ付きの瓦を使用します。
それぞれの軒瓦の隅瓦があり、それぞれ右、左があるのが特徴です。
③妻葺き(ケラバ瓦)
袖瓦は軒先同様、水切りの瓦です。
左右があり、袖のたれに大小があるのが特徴です。
④棟葺き
冠瓦 屋根の最上部(棟)の雨仕舞をする瓦で、裳瓦(ふすまかわら)、伏間瓦等とも称されます。
桟鴛瓦(桟の型が丸と角がある)、棟丸瓦(紐丸瓦と素丸の棟丸瓦がある)、箱冠瓦(型、寸法とも多種類がある)
などの種類があります。
⑤のし瓦
冠瓦の下の雨仕舞をすると共に各棟を飾る瓦です。
大きさ(長さ)、厚み等に多くの種類があります。
⑥鬼 瓦
棟端を飾る瓦で、鬼面とも呼ばれています。
跨鬼(陸棟(大棟)に跨いで載る鬼瓦で、巴立と丸立鬼瓦がある)
切据鬼(各降り棟の降り鬼、隅棟の隅鬼、寄せ棟の陸棟に使用)があります。
瓦の大量生産の産地としては、愛知県の三河地方の「三州瓦」、島根県の「石州瓦」、兵庫県淡路島の「淡路瓦」を
三代産地と呼び、西日本ではこの他に京都、泉州、奈良、岐阜、四国等が、東日本では静岡、新潟、埼玉、福島等が
ありそれぞれの特徴を持つ瓦を生産しています。
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馬屋原 章裕
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