玄関について
皆さんこんにちは!!
リフォーム・増改築専門店
Reくらす(りくらす)の 伝統再築士 馬屋原です(^^)/
今日は、玄関についてお話します。
玄関はそもそもは禅に入る入口を意味し、平安時代の中門廊(ちゅうもんろう)という玄関の
前進であったものが武家の台頭とともに発展し、江戸時代に確立されたものです。
玄関は身分格差が表現される部分で一部のものしか玄関を持つことは許可されず、
明治に入り一般家庭にも造られるようになったそうです。
床の間と同じく真行草(しんぎょうそう)の仕様があり格式でいえば角材や柾目
をつかったものが格式高いとされています。
公式行事や接客に使用される玄関を表玄関と呼び、
家族が使用するものを内玄関と区別されます。
玄関土間は農家住宅では三和土仕上げが多いが、格式のある住まいでは平瓦を45度傾けて
敷く四半敷きの敷き瓦(しきがわら)や飛び石などで仕上げられます。
玄関土間は踏込みと呼ばれ、上がり框より上を取次または寄付きと呼ばれています。
上がり框は農家住宅では上がり端(はな)や小縁(こえん)と呼ぶ場合があります。
踏込みには沓脱ぎ石が置かれ、その奥に一枚板の式台をつくり上がり框が設置され、
舞良戸などが設けられるものが一般的でした。
上がり框の代わりに地板(じいた)と呼ばれる一枚板で納める場合もあるようです。
【車寄せ(くるまよせ)】
玄関外部に張り出した2本の柱で妻を正面に向けた唐風屋根の神社の向拝のような部分を車寄せといい、
牛車を寄せて乗降できるようにした部分で格式の高い作りです。
庇を付けてそれを下ろした部分に玄関を設けるのは庇造りといい、数寄屋造りでよく見られる意匠となります。
【沓脱ぎ石(くつぬぎいし)】
縁側や式台などの前に置き、履物を脱いでそこに置いたり、踏み台にしたりする石を沓脱ぎ石と言います。
どうですか?玄関1つみても奥が深いですよね(^^)
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馬屋原 章裕
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