水害に強い家にする為の対策
広島県豪雨災害から早2か月・・・
大阪の大型台風直撃・・・
北海道を襲った震度7の大地震・・・
平成最後の夏は大災害が次から次へと襲ってきています(+_+) 今後も発生するであろう災害に備え、準備しておきましょう!
今日は水害の一つである「床上浸水」への対策について書き下ろしたいと思います。
①盛り土
敷地全体に土を盛り、周囲より地盤を高くします。水は高い所から低い所へ流れるという性質があります。敷地を高くすれば、家全体を水害、洪水や浸水から守ることができます。河川に近い場所は、軟弱地盤の低地ということがほとんどです。盛り土は自重が重いので、軟弱地盤では、逆に沈下の原因となってしまう場合もあります。
②高床構造
基礎部分を、通常よりも高くします。家を建てる時、コンクリートで基礎を造りますが、この基礎を通常よりも高く形成するすることによって、床上浸水を防ぐことが出来ます。ただし、この場合、床上浸水は防げても、床下浸水の可能性は十分ありますので、床下を排水しやすい構造にしておきましょう。
③浸水防止壁(塀)
家の周囲を浸水防止壁で囲むことにより、敷地外からの浸水を防ぎます。低地の住宅地などは、自治体の道水路整備工事のみでは浸水被害を食い止めることができないため、浸水防止壁(塀)設置補助金を出す自治体も多くあります。
④建物防水
家自体を防水性のある材料で囲み、浸水被害を防ぐ方法です。洪水など大規模災害に見舞われなくても、日々の風雨や紫外線により、建材は経年劣化していきます。建物自体を防水性のある建材で囲めば、突発的な浸水を防ぐのみならず、長期的な家の性能維持につながります。
上記の①~④は比較的、費用もかかりますので少しハードルが高い対策となります。
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次は費用を抑えた、自分で出来るハードルの低い対策を紹介します!
①土のう
土のうとは、布袋に土砂を詰めた袋です。土のうを積んで、水や土砂の流れを止め、家屋への浸水を防止します。水深の浅い初期段階や小規模な水害時にには、非常に有効な対策と言えます。あまり知られていませんが、土のうは各自治体が無料で設置しており、水害発生時には無償提供されます。水害被害を直接受ける前に、ご自分の済む地域の土のう配布場所を確認しておきましょう。
②止水板
家の出入口に、板などを設置して、先ほど記載した土のうなどで固定して浸水を防ぎます。板がない場合は、テーブル・ボード・タンス・ロッカー・畳などで代用することも可能です。市販の止水板を購入した際には、補助金を出してくれる自治体もありますので、お住いの自治体のホームページなどをチェックしてみましょう。
③排水溝のチェック
ゲリラ豪雨など突発的で激しい水害時は、トイレや浴室、さらには洗濯機などの排水溝から汚水が逆流する「排水溝逆流浸水」が発生し、室内から泥水が噴き出すことがあります。この排水溝逆流浸水への対策としては、「水のう」が役立ちます。45リットル程度のビニール袋を二枚重ねにして、20リットルほど水を入れます。袋を押さえて、中の空気を抜いて、口の部分をしっかり縛ります。水害発生時に、この水のうをトイレ便器の中、浴室・浴槽・洗濯機の排水溝などの上に載せておけば、逆流浸水を防ぐことが出来ます。
④非常用の備蓄
大規模水害時にはインフラ(水道、電気、ガス)などが止まり、道路が寸断される可能性があります。ライフライン断絶を想定し水、食料、日用品、カセットコンロ、カセットボンベ、予備電池、防水懐中電灯、携帯電話充電器、医薬品、ランタンなど、最低でも一週間は暮らせる備蓄があれば安心です。いつでも持ち運びができるよう、まとめて一箇所に保管しておきましょう。荷物は最小限にし、極力両手を開けて避難します。近年は、水に浮くリュックなども市販されていますので、そこに入れておけば浸水時にも運びやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
上記に一般的な方法を紹介しました。知っているものもあったのではないでしょうか?実際の水害発生時は、どんな想定外の事態が起こるか誰にも分かりません。常に情報収集に努め、お住いの地域に合った災害対応力を維持しておくのが、絶対に必要です!
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竹信 勝利
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